フィルムカメラの撮影データ記録を便利に出来るAndroidアプリ

デジカメに慣れた人がフィルムカメラを使っていて一番不便だと感じるのは、撮影データーが記録されない所だと思う。

もちろん私もそんな思いを持っている一人で、デジカメみたいに自動に入力とは言わないまでも撮影データーをその場で簡単にメモできるアプリとか無いかなと考えてました。

そしてやっと見つけたアプリが『Trisquel』です。

このアプリはAndroid専用なのでiPhoneの方は使えないのですが、あなたがもしもAndroidユーザーのフィルムカメラ愛好家だったなら、このアプリをぜひ試して見て下さい。

それではこれから使い方を詳しく解説します。

Trisquelのダウンロード

TrisquelはGoogle Playストアに登録されているので、下記のリンクからストアに飛んでお手持ちのスマホにインストールして下さい。

Get it on Google Play

Trisquelの使い方

例として今回はPENTAX XKsmc PENTAX-M 50mm F1.4を装着し、白黒フィルムのFOMAPAN 400を装填して撮影する想定でアプリを操作します。

またスマホ画面の画像は全てスクショした画像を横に二枚並べて表示しているので、左右の順にご覧下さい。

画像は全てタップやクリックで拡大します。

メニューの開き方

アプリを立ち上げると左側の画面が開くので左上の三本線メニューをタップして下さい。すると被さるように画像右に表示した一覧メニューが開くので、今回はカメラ一覧をタップします。レンズやアクセサリを登録する時も同様の操作を行います。

カメラの登録方法

それでは撮影に使うカメラを登録していきましょう。

カメラ登録1

カメラ一覧の画面が開いたら、右下のカメラアイコンをタップします。すると画像右のメニューが開くのでいずれかの項目をタップします。今回はレンズ交換式カメラを選んで先へ進みます。

カメラ登録2

カメラを登録画面が開くのでまずマウントをタップします。すると画像右のような選択画面が開くので登録するレンズのマウントを選びます。今回はPENTAX Kを選びました。また、ご自身の使うレンズマウントが一覧にない場合は自分で入力して新たに登録することも可能です。

カメラ登録3

同じようにしてメーカーと型番を入力します。
シャッタースピードはまず刻み幅を設定してから、最低速と最高速を画像のようなメニューから選びます。今回登録したカメラは一段刻みですが、1/2段刻みを設定してからメニューを開くと1/6000などの項目を選べるようになります。

バルブや露出補正のステップもご自身のカメラに合わせて設定します。

カメラ登録4

今回登録したカメラ”PENTAX KX”では画像左の様な設定になります。全ての設定を終えたら必ず右上の保存をタップしましょう。これを忘れるとせっかく設定してもカメラが登録されません。

保存するとカメラ一覧に先ほど登録したカメラ名が現れます。

レンズの登録方法

レンズの登録方法はカメラとほとんど変わらないので簡単に解説します。

レンズ登録1

三本線メニューからレンズ一覧をタップして開き、右下の絞りアイコンをタップし、カメラの時と同じようにメーカーや型番などを入力します。

レンズ登録2

絞り値もご自身のレンズに合わせて設定できる値にチェックを入れます。全ての設定が終わったら保存をタップしてレンズを登録します。

フィルムの登録方法

カメラとレンズを登録したら、カメラに装填したフィルムを登録します。

フィルム登録1

三本線メニューよりフィルム一覧をタップ後、右下のフィルムアイコンをタップしてフィルムを追加を開く。カメラの項目には先ほど登録したカメラが既に入っているはず。カメラを二台以上登録したらプルダウンメニューで使用するカメラを選べるようになります。

フィルム登録2

名前の項目はご自身でわかりやすい名前を自由に付けることが出来ます。例えば撮影地や被写体、通し番号などです。メーカー、銘柄、感度は使用フィルムに合わせて設定して保存します。

フィルム一覧に設定した名前のフィルムが登録されたら撮影準備の完了です。

撮影データの登録方法

撮影1

フィルム登録方法最後の画像のフィルム名(赤枠で囲ったところ)をタップすると画像左の画面が開くので右下のフィルムアイコンをタップ。写真情報を編集画面が開くので使用レンズを選び、撮影したデータ通りに絞り値やシャッタースピードを入力する。露出補正した場合はスライダーで補正値を選ぶ。

撮影2

F2.8・1/250秒、露出補正なしの場合は画像のようになります。またフィルターなどのアクセサリーを使う場合は三本線メニューから予め登録しておけばアクセサリーの項目で選ぶことが出来ます。撮影場所の情報を得たい場合は項目にあるアイコンをタップしてGPS情報を取得します。全て入力したら忘れずに保存します。

フィルム1枚目のデータがこの様に登録されました。以下撮影毎にこれを繰り返します。

まとめ

このアプリを使い始めて最初の頃はデータ登録を忘れそうになったり面倒に思ったりした事もありましたが、ある程度使うと習慣になって今では撮影したら自然にスマホを出して登録できる様になりました。

やっぱり撮影データが残っていると色々便利だし勉強にもなります。

あなたがフィルム写真もデジカメの様に撮影データを残したいと少しでも思っているなら、ぜひこのアプリを検討してみて下さい。

本当に便利ですよ。

それではまた。

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