オールドカメラの電池蓋は固着しちゃって開かないことが多い。
特にPENTAX SPみたいにボトムカバー(底蓋)にツライチで電池蓋が付いている機種はカバーと蓋の隙間に入ったゴミが固まったりして、特に開かないことが多いようだ。
俺が最近購入したPENTAX SPもご多分に漏れず電池蓋が固着してて、コインを使っていくら頑張っても蓋はびくともしなかった。
しかし、百均で買ったある物を使ったところ、いとも簡単に蓋を開けることが出来たので今回はその方法をご紹介したいと思う。
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PENTAX SPの固着した電池蓋を開ける方法
この方法はPENTAX SPだけでなく、もちろん色々なオールドカメラや機械のネジに応用できると思います。
まずはやっぱりCRC 5-56でしょ
錆を止め動きを良くする呉工業のCRC 5-56は一家に一本常備されていると思うので、まずはこいつを吹きつけましょう。
そこまで固着がひどくない場合は、これだけでネジが回るかも知れませんが、俺のSPはこれだけではもちろん回りませんでした。
ベースカバーを外しましょう
完全に固着した電池蓋を外す為には、かなり強い力で押しつけながら回さなきゃならないので面倒でもベースプレート(底蓋)を外して作業しましょう。
上の画像の印の場所にある4つのマイナスネジを精密ドライバーを使って外すのですが、このネジも力を入れすぎると簡単にネジをなめてマイナスの溝を潰してしまいます。
もしもそうなると後が大変なので、ここにもCRC 5-56を吹きつけてから精密ドライバーで慎重に回しましょう。
ちなみに俺が使っている精密ドライバーは下記の製品。通常のプラスとマイナスだけで無く、トルクスネジなど特殊な形状にも対応しているので、機械いじりが好きな方は揃えておくと便利だと思います。
普通の精密ドライバーよりグリップが太く力が入りやすいので使いやすいですよ。
百均のシリコン蓋と大きめのマイナスドライバーを使います
昔のカメラの電池蓋はだいたいコインを使って開ける様になっているが、もちろん電池蓋の溝はコインピッタリに切られている訳では無くかなり大きめになっているので、コインを差し込んでもガタが大きい。
この状態で蓋を開けようとしても力が逃げてしまうし、そもそも指先でコインを摘んでいるだけなので力が入らない。
その状態を解消するのが百均のシリコン蓋と大きなマイナスドライバーなんです。
実際の開け方は動画の方が分かりやすいので、拙い動画ですがご覧下さい。
要は電池蓋のマイナス溝に強い力を加えられればいいだけなので、シリコン蓋が無かったら折り畳んだラップなどでも代用できると思います。
まとめ
PENTAX SPみたいな機械式カメラは露出計を動かす為にしか電池を使ってないので、最悪電池が入れられなくても撮影自体は出来るけど、現場の光を見ただけでは露出を決められない俺みたいなヘナチョコカメラマンが使うカメラの露出計はやはりちゃんと動いてほしい。
もしもあなたが電池蓋が開かないカメラを持っているのなら、今回の方法を試して見て下さい。
それではまた。
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